イヴの夜に

昨日１２月の２４日、アンドエンドレスのお芝居「新説・鬼餓島」を
池袋の芸術劇場に観に行きました。

もーも太郎さん、もーも太郎さん、お腰につけたーきびだんごー、
ひとつ私に下さいなー。

なーんてどこにもきびだんごは出てこないですが(岡山県の方には教えられない話です)、
新説というタイトルにふさわしく先の読めないハラハラドキドキな展開でありました。

どんな話だったかというと…そうだなぁ

鬼は人の中に棲む己の闇、光と影は表裏一体。
闇に身を委ねれば人は人で無くなり人を喰らう。
己の闇から逃げ出さず、立ち向かう勇気を持った時そこに光を見つけることが出来る。
逆に鬼の中にも人が棲み、闇に閉ざされ凍てついた心に記憶という名の光がさす時、
鬼は鬼でなくなり人として大切な者を守る。
そしてひとつの闇は嘘。嘘は人を喰らい鬼に変え、鬼は人の嘘を喰らい自らを育てる。
しかし、やさしい嘘は鬼を人に帰す。
それらすべての事柄は因果で結ばれ、因縁という名のつながりが輪廻のごとく
始まりと終わりをそこにもたらす。

なんのこっちゃ？とお思いでしょうが、これが僕のこの芝居の感想というか解釈です。
芝居の解釈は人それぞれなのでお許しを！
観てない方にはさっぱりな話だとは思いますが、観られた方には多少はご理解頂けるかと…。

昨日が千秋楽の「新説・鬼餓島」だったので是非どうぞ！と言えないのが残念ですが、
座長の西田さんが登場したり、過去に共演した役者陣が頑張ってる姿に
メラメラと心の中に火が…

あ、これは火男でした(笑)。

というわけでクリスマスイヴの夜に素敵なプレゼントを貰いましたよ。

他に予定がなかったともいう…(泣)

ちなみに本日はもう一本の「コーネリア」が千秋楽ですので、まだの方は是非どうぞ！

Comments

[投稿情報: あらいぐま]

私も観に行きましたが、涼平さんの解釈とてもわかりやすいです！
勉強になりました。
火男の火よりは救いのあるお話でしたが、こちらも切ないお話でしたね。
コーネリアはご覧にならなかったのでしょうか。
コーネリアもアンドレさんらしくて（こっちの方がいつものアンドレさんらしかったかも？）良かったですよ。
涼平さんの心にもメラメラと火がついたようで、来年のご活躍も楽しみです！

[投稿情報: 鴉子]

クリスマスイブの夜に、面白くてワクワクする良いお芝居をご覧になられたようで何よりでございます。3時間超のボリュームの熱い舞台、あとで腰が痛くなられたりなさいませんでしたでしょうか？（笑）
鬼のほうにはドレメンの方以外ではｓｗｉｔｈで共演なさった谷口さんが、コーネリアのほうには、風子の村長さんの市川さんや７＠で共演なさった折井さんもご出演なさってましたよね。
このきらびやかで華やかで可愛くてカッコよくてせつなくて哀しくて美しく、そしていつもお芝居としてきちんと面白いアンドレの世界に、涼平さんも参加して下さったらと、双方のファンとしていつも熱烈に思っています。
または西田さんがなさっているように、涼平さんが脚本で演出で主演の舞台が是非観たい！です。

[投稿情報: なな]

アンドエンドレスさんの舞台、面白かったんですね！マキノノゾミさんの「フユヒコ」が先日夜中にＮＨＫで放送されていたのをたまたま見ました。大人のお芝居で面白かったです！涼平さんがどういうお芝居を見に行かれて、何を感じられたのかにすごく興味があります。もし可能であれば、今後はもうちょっと公演期間があまってるタイミングで教えてください！(笑)

[投稿情報: なたーりあ]

新説として予測できないストーリーをなぞっていくことで、ぐいぐい引き込まれていく感じがとっても伝わってきました★

「鬼は人の中に棲む己の闇」・・・なんかドキリとした言葉です。
誰にでもある一面とどう向き合うかってイメージかな。
ぐぐっと深いお芝居を堪能するのも、贅沢な時間ですね♪

[投稿情報: ラパン]

X'masにハラハラドキドキの舞台を堪能なさったとの事で何よりでした。
久しぶりに涼平さんの観劇のご感想が読めたのも嬉しいです。いつも深くて詳しくて伝わりやすい言葉で書いて下さるので。
涼平さんの役者魂に火がついたとこで(笑)西田さんとのご共演の舞台もまた拝見したいなと思いました。

[投稿情報: はこふぐ]

クリスマスイブにがっつり充実した素敵な一夜を過ごされたご様子、何よりかと思
います。
アンドレさんらしいめくるめくドラマチックな世界が展開する舞台だったのかな…と、
貴重な涼平さん的解釈を拝見しながらしみじみ想いを巡らせてしまいました。
そしてそれと同時にまた凄い楽しい心惹かれる舞台を、涼平さんの舞台姿を拝見
したいなと思いました。